脳梗塞の予兆「一過性脳虚血発作」とは
脳梗塞になる原因は、主に2つある、と言われている。
脳梗塞になる原因
1 脳塞栓症…心臓などで出来た血栓が脳の血液一時的に詰まらせる
2 脳血栓症…悪玉コレステロールや高血圧が原因で脳の血管に動脈硬化がおこり血流が滞る
これらの症状が一時的に起こることを「一過性脳虚血発作」という。
一時的に脳の血管がつまるが、すぐに血流が再開するので、症状がすぐ収まるため油断しやすい。これを「脳梗塞の予兆」として気付くことができれば、脳梗塞になるリスクが減るはずだ。
1月21日のTBS「元気の時間」では、脳梗塞と心筋梗塞にの予兆に焦点を当てていた。
ここでは、体験者が語る脳梗塞の予兆についてまとめてみた。
脳梗塞になる予兆例
脳梗塞になる場合、予兆があることがあるそうだ。
一応、覚えておこう。
「体験者A 発症49歳」:暴飲暴食血圧高め
発症した時間:午前4時~正午ごろ
・トイレに行こうとすると右半身に力が入らなかった
・立とうとしても立てなかった
・トイレで用を足した後、倒れた
予兆…「車の運転中、右手、右足の感覚がなくなった」
・車を運転している時、右手、右足の感覚が無くなったので、路肩にとめて休憩したら治った。
一時的な麻痺だと思った(あまり気に留めなかった)。
・その後も同じようなことがあったが、10分で治り、その後は、15分で治ったりしたので、そのうち病院に行こうと思っていた。
発症:4回目ぐらいあった。
なぜ、運転中に麻痺が起きるのか
原因…運転中は過度な緊張状態の為、血圧が上昇する
その時、脳への血流が悪くなる⇒一過性脳虚血発作
注意点…一時的に片方の手足がしびれたり、麻痺するのは、脳梗塞の典型的な予兆。肩や腰のコリと感じることもある。
「体験者B 48歳の時」回復は0%と言われた
予兆…3年前から、外国にいた時日本語以外の言葉は話せるのに「日本語だけ話せなくなる」が3日~1週間ほどで改善
発症:発症まで、同じようなことが3回ぐらいあった
※脳卒中の場合後遺症が全くなく回復する人は約27%と言われている
※現在はリハビリで教壇に立てるまでになった。
なぜ、言語障害が起きるのか
原因…日本語をつかさどる言語中枢の部分が一過性脳虚血発作を起こした。
(あとからの覚える脳の言語中枢の場所が違う)
「ぱぴぷぺぽ」「らりるれろ」が言えないこともある。
注意点…脳梗塞の予兆には様々な言語障害がある
「体験者C 60代」性格が変わる
予兆…3か月前からの「歩く活火山」のような人が急にニコニコし始めた。
なぜ性格が変わるのか
原因…人の性格を決めている場所大脳辺縁系が一過性脳虚血になればこういうこともある。
まとめ「脳梗塞の予兆」
・半身のしびれや麻痺
・性格の変化
・様ざまな言語障害
・あくびを連発
・片方だけ強いコリ
※一過性脳虚血後、90日以内の脳卒中発症確率は15~20%。
※予兆に気付き、発症する前に病院にいけば防げる。
※脳卒中になっても後遺症が残らない人は、約27%。
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※1月21日 TBS「元気の時間」参照